« 色彩を立体視する | トップページ | 井の頭公園の冬のサクラ »

2004.01.27

低血圧と高血圧の面白い話

PICT0004.JPG

今日は、久しぶりにむかしの仲間と会う機会に恵まれ、ひょんなことから私の思い出話をすることになった。
若いとき、上司が午前中毎日のように私を喫茶店に誘ったことがあった。あるとき、何故午前中に喫茶店に来るのか、そのわけを話してくれた。それによると、血圧が低いせいで午前中は人の話を聞くのも苦しくて、こうして避難している、ということなのである。
初めて聞く話であり、低血圧の大変なことを知らされた思いだった。いったい低血圧の人ってどんな人がいるんですかと聞いてみた。上司はたちどころに5〜6人の名前を挙げ、まだ沢山いるよといった。
私は聞いた途端に、その人たちがマージャンが強いといわれている人たちだということに気が付いた。夜通しマージャンをして負けると、朝早く起き出して”おい起きろ”と仲間を起こし、またマージャンをしている有名な人がいることも思い出した。
その人は、夜めっぽう強い低血圧の人は朝起きるのがめっぽう弱い、ということを多分よく知っていたに違いない、と思った。
このとき私は、日常とかけ離れた見知らない世界での激しい戦いを垣間見た気分になって、計り知れない人間の血の深さに打ちのめされた。
ところが今日、出席者の一人からまた私には思いも寄らない話を聞くことになった。高血圧の人には激しい仕切り屋が多く、釣り好きが多いというのだ。彼も彼もと名を挙げられた人たちには確かに共通点があった。
ときに人を激しく攻めることがあり弁が立つ人たちだ。なかには攻撃しているうち引きどころが無くなっても止めない、激しい性格の人がいる。彼らはみな高血圧なのだという。そうか、こうして人間の集団は血圧においてバランスが取れるようになっているのだ、とまた底知れぬ人間の成り立ちの奥深さを覗かせられた気分になった。
人間の血圧はその人の意志ではどうにもならない、その人の行いが血圧になって表れるとしかいいようがない。やはり、人間は平衡でなければならない。弱酸性が良いといっても、平衡からはどちらに傾いても僅かであることが大切なのだ、とあらためて思った。
今日は勉強になりました、と再会を約して別れたのはだいぶ夜も回っていた。こうして非日常的な世界を突き抜けて、今日も散歩から満足げに帰ってくることが出来た。

|

« 色彩を立体視する | トップページ | 井の頭公園の冬のサクラ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12847/142388

この記事へのトラックバック一覧です: 低血圧と高血圧の面白い話:

« 色彩を立体視する | トップページ | 井の頭公園の冬のサクラ »