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2004.02.20

東京都の最高峰雲取山登山の思いで その3

七ツ石から、長い尾根を登り出すと次第に地面に積もった雪が現れ、やがて雪の量が多くなって地面が見えなくなってきた。なお雪が増えてきているころ、突然前方から人が一人くだってきて私に話し掛けてきた。その人は自分の靴からアイゼンを外すと、私に付けるようにとアイゼンを置いて再びくだっていった。
地下足袋に履き替えていた私はそのアイゼンを付け、更に進んでいくと遂に雲取の頂上に出たと思われるところに着いた。そこは少し広く、なだらかで、確かに一番高いところであった。月は真上にあって近く、すごく細身であるがとても明るい。足の下は白く光っていて起伏が少なかった。
雲取山頂を向こうへ、赤城さんから教えてもらっていたことを思い出し、復唱しながら、深くなっている雪の上に付いている一人分の足跡の窪みを丁寧に追った。さっき出会った人の足跡に違いないと思って追った。
少しくだったところで道の真ん中に大きな木があり、そこで足跡を見失ってしまった。しゃがんで、雪の表面を手で撫で回して探したが、登ってくる足跡は見つからなかった。

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