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2004.02.22

東京都の最高峰雲取山登山の思いで その5

時折風の音が吹き抜ける以外はとても静かな雪山の中を更に進むと、チリンチリンと直ぐ後ろから自転車が迫ってきて、思わず身体を除けることもあった。また直ぐ左側に電信柱が現れ、身体を寄り掛からせようとして何もないことに気が付き、踏み止まったこともあった。
だいぶ進んで山道が少し広くなった頃、左側に黒々とお堂のような形の建物が現れてきた。近づいてみると、確かにお堂であるが人は住んでいないことが直ぐに分かった。お堂はその中まで真っ暗だったのである。
更に進み、相当くだってきたので私はこの辺りに山小屋があるはずだと探し続けていたが、一向にそれらしきものは現れてこなかった。周囲の木々には黒々とした葉が茂ってきているし雪も相当多くなっているので、もし山小屋が現れなかったら、雪洞を掘ってその中に入らなければならない、と切実に思うようになってきていた。雪洞の形と中に入っている自分の姿が心に浮かんできていた。

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