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2004.02.17

野方の喫茶店 Uncle で凍傷について思い出す

2004.02.16 16:09.JPG

いつもの席に座るとブレンドを注文した。リュック入れてある本を取り出して読み始めたが、向こうの席の大柄な中年の女性の声が耳に響いて気が散ってしまう。本を閉じるとコーヒーを一口飲んだ。
ふと手を見ると、眼鏡のせいで手の平の指紋がとても大きく見える。しばらく眺めているうちに思いが浮かんできた。
私の手足の皮膚は非常に薄い、赤子のように直ぐに赤くなってしまう。たいがいの女性の手の平と比べても私の手の平の方が柔らかいと思う。両手をこすり合わせていると、この手指の先の皮膚が、ちょうど指先にはめるゴムサックを取るときのように、スッポリと取れてしまった昔のことを思い出した。
私の両手の10本の指先は、かって第一関節あたりから先がスッポリと取れてしまっているのである。手ばかりではない、足の指先と踵もスッポリと取れてしまっている。そのほか耳の縁も取れてしまっている。中でも足の踵が一番厚く取れてしまい、厚いところで5ミリくらいあったと思う。
皮膚が凍傷で腐って取れてしまったのである。皮膚が腐り終わって取れるまで、2ヶ月以上かかったように覚えている。腐った皮膚が取れるまでには、その腐った皮膚の下に新しい皮膚が育ってきていなければならなかった。腐った皮膚とその下の新生皮膚を、2ヶ月以上にわたって両方おいて置かなければならなかったので、寝ている時に体温が上がって痒みがつのり、痒い痒いと大騒ぎしていたことを微かに記憶している。
どうしてこうなってしまったのか。その原因を知るためには、どうしても私の若かりしときの思い出に入っていかなければならない。
喫茶店の中が静まってきたので、私は再び本を手に取るとページを繰って続きを読み始めた。

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コメント

雲取山の思い出・また凍傷のこと等、50年以上も昔のことです。だが、古希にならんとしている現在になればなるほど鮮明に思い出して来るのでしょう。通称、鎌仙と云われた「富田さん」もかなり過去に亡くなられたことを、何処かの雑誌で読みました。
 中学生の時代なのですか、雲取の初登山は!何時かと云っている間に歳をとってしまいます、今年にでも出かけましょよ。
 ではまた、さようなら。

投稿: 進藤和丸 | 2004.02.19 09:37

雲取山の思い出・また凍傷のこと等、50年以上も昔のことです。だが、古希にならんとしている現在になればなるほど鮮明に思い出して来るのでしょう。通称、鎌仙と云われた「富田さん」もかなり過去に亡くなられたことを、何処かの雑誌で読みました。
 中学生の時代なのですか、雲取の初登山は!何時かと云っている間に歳をとってしまいます、今年にでも出かけましょよ。
 ではまた、さようなら。

投稿: 進藤和丸 | 2004.02.19 09:37

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