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2004.03.08

「体の中の原始信号」を読む-02

2004.03.08 13:43.JPG

序章の見出しは「生物の未知のシステム」となっている。ここで著者は、私たちの体の細胞の一つ一つが想像を絶する知性を持っていると考えられるという。そして自然界を眺める観点を「三十億年の記憶」として提示している。
もう一つの観点は、アメリカの脳外科医カール・プリブラムによって提唱された「脳のホログラフィー理論」が指し示すホログラム的見方である。この、「部分のうちに全体がある」という見方は、中国医学においては昔から言わず語らずのうちに利用されてきたとして、耳鍼法、手指鍼法、頭鍼法、面鍼法などを挙げている。
更に、脳を一つのホログラムととらえる時、人間の脳そのものがこの地球のホログラムかもしれない、体の細胞の一つ一つが地球全体を投影していると考えることも出来るかもしれない、とそこに大きな可能性があることも提示している。また中国医学では天体の運行と疾病現象の関連について詳細な観察がなされ、その成果が古典的な法則に示されている。著者は、このことは極めて合理的であると考える、としている。
このような、人体をはじめ自然界に多く存在する未知のシステムを解く鍵は、「信号システム」であるという仮説を著者は立て、「X-信号系」と名付けている。そして本書で「X-信号系」の存在を様々な角度から確認することに努め、これをさらに追究していくと、身体と宇宙とは何らかの信号系で連動している可能性が見えてくるのではないか、としている。
私はここで私なりの観点を一つ加えてみたい。それは細胞が増殖することについてである。ここで使われている用語を用いるなら、「システム」がシステムを増殖し続けるということと、更にシステムのうちわずかな部分が発現していて、巨大な部分が未発現な形で存在しているということが、生物の明らかな特徴であるということである。
今日はここまで。

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