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2004.03.09

「体の中の原始信号」を読む-03

2004.03.09 13_10.JPG

第1章「微小な刺激あるいは信号に秘められた力」で注目するところは、4「薬のもう一つの側面」である。この中で、「自然界の信号」としてブドウ酒の鑑定家の能力、警察犬の能力、オキナワミバエとフェロモンの濃度などにふれ、信号系(情報系)は「物質量」が極微量のレベルで作動していると考えてよい、いろいろの事実があるとしている。
また、「ホメオパシーの不可解な現象」として通常のアロパシーに対し、投与薬物の極微量の不可解な希釈度について述べている。そしてホメオパシー的思考が正統医学側からは認められていないが、正統医学の周辺でまだ未解決な問題が存在するという示唆は受けよう、としている。
著者はまた、こういう微小の世界、古代の中国的表現では「気」と呼んでいる世界も、未知ではあっても無ではないと考えて研究すべき分野であろう、とも言っている。
私はここでも私なりの観点を付け加えてみたい。それは生物の全体をそのうちに収めている一つの細胞が、分裂を繰り返して多細胞になっていく過程で、すでにここでいう「信号系」は使われているに違いないということである。つまり最初から信号系が存在しているという観点である。
存在自体に内蔵されている「働き」に「Y-信号系」と、私は名付けてみたい。一つの細胞が増殖して多細胞になっていく過程で働く信号系は、そもそも信号によって働くことが予定されているところにその奥義があり、働くこと自体に内蔵されているといえる。
今日はここまで。

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