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2004.03.17

「体の中の原始信号」を読む-10

2004.03.12 16:52.JPG

いよいよ第三章「X-信号系は存在するか?」に入った。私が大いに期待しているミステリーゾーンである。

ここで私がまず注目した記述がある。「経絡とか五行法則とかいったシステムも、現代医学で知られている断区や自律神経支配にその説明を求めることは不可能で、科学的な証明は未完成である。そのために鍼灸を自ら経験し実習していない学者から、古めかしい、観念論的な所論にすぎない、科学的研究の対象にならないと軽蔑されることがしばしばである。」
著者達が、現在の生理学の常識で説明することが困難な現象に出会ったとき、二つの可能性を考えるという。「認識の錯誤であるのか?未知の事実に直面しているのか?」
続けて著者達はいう。「人類のように高度に発達した制御系を持った生物にも原始的な情報系(信号系)が、暗在系として今でも潜在し、作動しつつあると推定しうる数々の現象を私どもは示説できる。」
そして著者達は前置きをしていう。「私どもが仮説として考えているような「X-信号系」が果たして存在しているのか、架空の想像にすぎないのかは、未来の検討、批判が決定してくれるだろう。」
私は私の視点から考えてみたい。西洋医学を学んだ学者達が、自ら鍼灸を経験し実習していないで、観念的に論ずる場合がしばしばあるという指摘は、全く妥当な指摘であると私も思う。科学を理解していないものが取る態度としては、最も普通の態度であると思う。
そして遂に、原始的な情報系(信号系)が、現に存在していると推定しうる数々の現象について、著者達が示説し、その存在を未来の検討、批判の決定にゆだねる、という非常に興味のある段階までやって来た。
原始的な情報系(信号系)と著者達がいう信号系は、果たして遺体制の系なのか、私が考えている現体制の系なのか、著者達の示説に注目したい。
いよいよミステリーゾーンの入り口に来ている雰囲気に期待を感じる。
今日はここまで。

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