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2004.03.18

「体の中の原始信号」を読む-11

2004.03.10 15:38.JPG

第3章1「五行説と合致していたツボの性質」において、まず取り上げられているのは「天地五つの要素」である。
著者達はいう。「中国医学の古典に記載されている本治法の運用法には、陰陽五行説から演繹された用法があり、これは取穴法(ツボを選ぶ方法)とその刺鍼法を考えるうえで従来非常に重視されてきた。」

続けていう。「中国の自然科学によれば、宇宙のすべての現象は木・火・土・金・水の五つの要素に分類できるとされている。そしてこの五つの要素には、次のような相互関係が法則的に存在する。」
そして相互関係とは、「相生関係(母子関係)」と「相克関係」であると紹介して、中国医学においては内蔵(経絡)は五つの系統に分類され、これが五行に配当されていると、図を用いてその法則性の説明がなされている。
著者達はいう。「しかし、このような序列は観念的に設定された概念で、なんら実用的な意味を持っていないと考える人が多い。」
そこで、著者達が行った実験を記述していう。「電池を接触させる」実験による結果について、「しかもその様相は経絡の五行穴の法則を示説するかのごとくである。」と。
続けていう。「ある機構に情報として受け入れられる可能性があり、それから神経系や生体の制御系等に波及効果があるということである。」
私は私の観点から考えてみたい。まず、「天地五つの要素」についてであるが、なぜここに「5」が出てくるのであろうか。思い出されるのは、平面の四方、東西南北に中央を加えて出てくるとされている「5」である。どのようなことから、この「5」が発見されてきたのであろうか。
私の考えからいうと、平面での単位多角形は4辺形の四角ではなく、3辺形の三角である。そして単位立体も六面の立方体ではなく、四面の三角錐体である。だがここまででは、3、4、6という数は出てくるが5という数は出てこない。
そこで東西南北と中央の関係を思い出してみると、四面の三角錐の内部に第5の頂点を探る、ということが考えられる。三角錐の内部に頂点を持つ多角形は、三角錐4個が各々の3面同士を接続させている形をしていることになる。この多角形の要素を見てみると、頂点の数は外部に4と内部に1の計5となり、辺の数は外部に6と内部に4の計10となり、三辺形は外部に4と内部に4の計8となり、三角錐は外部に1と内部に4の計5となるのである。
私の観点からは、「天地五つの要素」について従来の五角形の平面図形での説明ではなく、三角錐の立体図形を用いる説明の方が望ましいと思う。
この場合、五つの要素の生まれてきた意味とともに、内部の頂点に立つ要素が「天地五つの要素」のうちのどの要素になるのかが、大事な点として浮かび上がってくるからである。
今日はここまで。

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