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2004.03.19

「体の中の原始信号」を読む-12

2004.03.19 12:51.JPG

第3章2「皮膚は色を識別する」においては、「五行の色体と経穴」に注目したい。
「五行説では色も次のとおり五行に配当されている。木ー青、火ー赤、土ー黄、金ー白、水ー黒。不思議なことに、この五行の色体に述べられているように、陰経の井穴(木穴)に対しては青、栄穴(火穴)に対しては赤、兪穴(土穴)に対しては黄色のピラミッド(注・いろいろな色に着色されたガラス製のピラミッドのこと)がその圧痛を消去しうることが認められた。」

著者達は、前腕の陰経および陽経の五行穴に対応する色を塗ることで調べた結果、五行穴それぞれの各経にあるものは作用上、同相点をなしていることがわかる、としている。
続いて、「治療への応用の試み」において、五行穴にカラーペン等で色彩を塗るカラーテストは、脈診、腹診によって、ある経に異常が認められた時、その経または相関経上の五行穴の取穴に有効であると考えられるが、このテストがそのまま治療に利用できるほど持続するかどうかは、今後の研究に待つよりほかない、としている。
私の観点から考えてみたい。五行説について見てみると、著者も前段で述べているように、色のほかにも配当されているものとして五感、五塵がある。配当表の内容のうち中国医学に関するものは、中国において長い経験で確認されて来たと考えられる。ある薬、ある治療に効果が認められるのはその結果によるだけであり、その結果に再現性があれば、それは将来に向かって記憶されねばならないと私は思う。
五行穴に対する色のテストで見ることができるのは、「皮膚は色を識別する」ということである。1990年代の研究によると、外胚葉の表皮と神経管から目は分化してきているという。中国医学の古典に記載されている長年にわたる観察と経験と洞察による結果を、現在の最先端の医学研究が精力的に次々と証明し明らかにしている、と私は思う。
今日はここまで。

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