« 「体の中の原始信号」を読む-12 | トップページ | 視界内の映像の消失と道と敷居 »

2004.03.20

「体の中の原始信号」を読む-13

2004.03.19 14:00.JPG

第3章3「身体と音響」では、「皮膚が言葉を聞く」のところで、六字訣が取り上げられている。著者達が各国人に試したところ六字は中国語であるがすべての人に通用したので、少なくとも皮膚が音を弁別していることは分かったとしている。

「経絡と音響」では、著者達は各経に固有の振動数を求めていろいろ実験を試みている。
「周波数発振器で 8,000Hz の音を出し、次第に周波数を下げてゆく時、全身の筋肉トーヌスの変化を触診した。そして、ちょうど 1,000Hz のあたりでトーヌスが著明に低下する音域体が存在するのを発見した。」
続いて著者達はいう。「音ではないが各経絡を木製の「木鍼」を木づちで軽くたたいて、1分間に何回のリズムで叩くと筋肉が緩むかを観察した。そして各経にそれぞれ「固有振動数」があるのではないかという示唆を得た。」
そして、肝経から三焦経までの12経について、1分間あたり最低は肝経の108回から最高は心包経の176回までサイクル数を得ている。
著者達はいう。「耳で聞いても素人にはわからないが、身体は如実に反応する。」
私は私の観点から考えてみたい。六字訣は荘子の時代から既に広く行われているといわれているが、6という数に注目すると12経絡にどのようにかかわっているのかが気になる。まず、6字のうちの5字は陰経にかかはり、最後の1字は陽経の三焦経であるのは、なぜなのであろう。
流注の順に見ていくと(1)手の太陰肺経ー(4)足の太陰脾経ー(5)手の少陰心経ー(8)足の少陰腎経ー(10)手の少陽三焦経ー(12)足の厥陰肝経、となっていて、六字訣の順は、厥陰肝・少陰心・太陰脾・太陰肺・少陰腎・少陽三焦、となっている。
六字訣の順は五臓六腑に対応し、三焦が六腑を代表ているといわれているが、六字を発声する順がどのようにして決められたのかは、大事なことであるに違いない。
各経の固有振動数については、心臓の鼓動数の1,5倍から2,5倍の間にあって、厳密な数を維持しているというのが非常に興味深い。
これらの実験の結果は、ミステリーゾーンの中をゆく道を明るく照らしてくれている、と私には思われる。
今日はここまで。

|

« 「体の中の原始信号」を読む-12 | トップページ | 視界内の映像の消失と道と敷居 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12847/330024

この記事へのトラックバック一覧です: 「体の中の原始信号」を読む-13:

« 「体の中の原始信号」を読む-12 | トップページ | 視界内の映像の消失と道と敷居 »