« 起動パーティションの引っ越しを行う | トップページ | 井の頭公園のお花見ルートを散歩する »

2004.03.27

「体の中の原始信号」を読む-14

2004.03.27 12:51.JPG

第3章4「身体と時間」では、「中国医学とバイオリズム」を注目してみたい。著者達はいう。「中国医学の古典は、季節や一日の天地の運行と身体のリズムの変化の関係がかなり詳しく書かれている。」
そして、二千数百年前に書かれた中国医学書としては最古の「黄帝内経」の中の「素問」を引用して、すでにバイオリズムを使いこなしていたのであるとしている。

著者達はいう。「「鍼術」においては、臓器の旺ずる時間というものが決められている。それに応じて治療点を定め、治療の方針を立てれば、少ない取穴で足りることが多い。」として例を挙げ、更にこれを表にするとして、表と図を掲げている。
私は私の観点から考えてみたい。まず、臓器の旺ずる時間が決められているということについてであるが、この経験的事実をここでは、結論として述べていることに注目したい。この結論は既に「黄帝内経」に治療法と理論をもって書かれているが、結論が出るまでに行われたであろう長期にわたる実験は、どのようなものであったのだろうか。思うに「黄帝内経」に至るはるか昔、最初の実験以来、数えきれない世代の実験をを経て導き出されたとしか想像出来ない。
古代の実験方法は現代のものとはもちろん異なっているであろうが、人体の基本的様態が変わらない限りは、基本的に「黄帝内経」いらい不変と考えて良いのであろう。つまり、このことが現在も結論として述べられているいわれであると思う。
ここで私は思う。一つの細胞から多細胞になっていく過程で、人体が過去に経験した全ての過程を経過して成長しているのであるから、経絡という経験的事実を示す人体も、人が生まれ成長するたびに再生産されていることになる。
そこで、「黄帝内経」以来の治療経験と理論が示すところのものは、12経絡という通信回路において生体が行っているるコミュニケーションを、プロトコルの面から理論化したものとすれば、この通信回路の中を流れていくパルスはどのようなものと考えられるであろうか、という問いを私はここで措定してみたい。
つまり、原始信号から現信号までが流れていく通信回路として、経絡を考えなければならないと思うのである。そしてその原形は既に単細胞の中に含まれていなければならないと考えるのである。その通信回路の実体は、もちろん解剖学的に明らかになってはいない。
しかし、この通信回路に流れているパルスは「季節や一日の天地の運行と身体のリズムの変化」として、また各経の旺ずる時間として体外とシンクロナイズしていることから、宇宙的規模の回路と共振していると考えられるべきであると思う。
今日はここまで。

|

« 起動パーティションの引っ越しを行う | トップページ | 井の頭公園のお花見ルートを散歩する »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12847/359438

この記事へのトラックバック一覧です: 「体の中の原始信号」を読む-14:

« 起動パーティションの引っ越しを行う | トップページ | 井の頭公園のお花見ルートを散歩する »