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2004.03.01

雲取山登山で受けた凍傷の克服記-5

凍傷を受けた指先はゴム製のサックを嵌めたように見えた。そのサックのような指先の水泡が、少し痛いのを我慢すれば取り除けるようになってきていた。健全な皮膚と死んでいる皮膚との境目が取り除くときに少し痛いのだ。さらに、古い皮膚を取り除いてしまうと、その下に出来ている新しい皮膚は赤子の皮膚より薄くて柔らかい桃色の皮膚なので、息を吹きかけるだけで我慢出来ないほど痛い。だから、皮膚を剥がしたいのだが剥がせない、そのような時期がかなり長い間あったように思う。
ここまでくる長い間、栄養のある食べ物などを食べさせてもらっていたことをよく覚えている。母は栄養をつけないと皮膚が出来ないといって、まだもののないころだったが何かと元気づけてくれた。母の処置と気配りがなければ私は途方にくれ、皮膚は綺麗に再生出来ていなかったかも知れない。凍傷のことを思い出すたびいつも母に感謝している。

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