« 「体の中の原始信号」を読む-04 | トップページ | 「体の中の原始信号」を読む-06 »

2004.03.11

「体の中の原始信号」を読む-05

2004.03.10 16:08.JPG

第2章「X-信号系の予感」において注目すべきところは、1「鍼灸医術における経絡現象」である。ここでは間中博士の提唱から重要な示唆が得られる。
「経絡の有無をただ論じても無意味である。そもそも中国人は、ある現象を認めてそれを説明する目的でこの言葉を作ったのであろう。人間の身体が今も昔も同じなら、そういう現象は現在でもあるに相違ない。これを仮に「経絡現象」と呼ぼう。これを尋究して、そのうえで、これを経絡と呼ぶべきかどうか改めて研究すべきではないか。」
そのご、日本での経絡現象についての研究成果を経て、中国で広範な研究が行われ、経絡現象に関する多く報告がなされている。しかしながら、現代の日本では経絡現象を積極的に治療に取り入れている鍼灸家は、多くない。それはなぜだろうか。と著者はいう。
私はここで私の観点にしたがって考えてみたい。経絡の有無については、著者の言う通りだと思う。広範かつ緻密な観察の結果認められた現象を、その再現性に基づいて記述していったものと思う。そのご世代を経るにしたがって、この現象の総体を統一的に説明する目的でこの言葉を作ったと考えるのは、誠に当を得ていると思う。
生命体が、その生命を幾世代ものあいだ世代交代を続けて維持継続しているという事実から考えてみよう。その意志を貫き通す通信手段と方法を原初から所持している細胞から成る生命体であるのだから、身体のあらゆる部分が身体全体を表現し、身体全体は身体のあらゆる部分に宿ることになるのは必定である、と私は思う。つまり、身体のどの部分も基本的に通信手段と方法を持っている細胞から成っているからである。
今日はここまで。

|

« 「体の中の原始信号」を読む-04 | トップページ | 「体の中の原始信号」を読む-06 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12847/288712

この記事へのトラックバック一覧です: 「体の中の原始信号」を読む-05:

« 「体の中の原始信号」を読む-04 | トップページ | 「体の中の原始信号」を読む-06 »