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2004.03.28

井の頭公園のお花見ルートを散歩する

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井の頭通りにある前進座の横を曲がってしばらく歩き、神田川のほとりに出ると源流に向かって遡った。よく晴れて日差しがまぶしいが熱くはない。今日は花見日和である。丁度2ヶ月前の1月28日、井の頭公園を散歩して 「井の頭公園の冬のサクラ」 をエントリーしているので、併せてご覧いただきたい。

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神田川に架かる夕やけ橋の向こうの広場には、家族ずれが幾組も座って賑やかである。神田川に沿って大きな欅の木が並び、その下を通って井の頭池に近づくと人通りが多くなってきた。神田川の源流の碑がある辺りはもう人で一杯である。石碑を指さして中年の男性が連れの若い女性に、ここが源流なんだ、日本で一番有名な隅田川になるんだ、と何度も繰り返しているのを耳にしながら、ひょうたん橋に向かった。

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ひょうたん橋の周辺は撮影好スポットなので、沢山の人がカメラを構えていて動かない。通行人は身動きが出来ず、歩行が困難になってきた。やっと私の観測定点である、ひょうたん橋の上に立つと、七位橋方面に向けてシャッターを切った。両岸から七分咲きくらいの櫻の花が迫り、七位橋までは見えない。池にはボートがあふれ、中でも足で漕ぐ二人乗りアヒル型ボートが目立っている。

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池の南岸を回るコースを選んで池の縁の細い道を進むと、行き交う人で込み合い身を斜めにしなければならない。岸の櫻の老木は大きく池面に倒れて張り出し、花の影を水面に映し出している。対岸の櫻も花が池面をおおい、七分咲きの花の透き間から花見客が座っているのが見える。

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七位橋に近づいてくると、櫻の木の下に座をとって食べ足り飲んだりして楽しんでいる花見客が増え、賑やかな声がだんだん大きくなる。岸から奥に入った道でも行き交う人たちが引きも切らず、足の踏み場もない状態になってきている。桜の花は七分咲きなので、空を見上げると花々にはまだ若やいだ気分が漂っていて、正午過ぎの明るい日差しに輝いている。
奥の道に移っで来し方を振り返ってみると、花見客が櫻の木の下を埋め尽くしているが、まだお行儀が良く、乱雑な雰囲気はない。

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七位橋の上は人で溢れている。橋の上の私の観測定点から池面を東にたどると、はるか東の端にゴジラがまだ枯れ木のままで見えるが、その両側には桜の花の幕が八の字に開いていて見事である。
七位橋を渡り終わると人々は左右に別れて花見を楽しむようになる。私は今日、ここで花見を終わりにして吉祥寺駅に向かって、まっすぐに行くことにした。行き交う人込みが次第に激しくなり、坂の登り階段まで来ると歩みが止まってしまう。階段の中程では完全に足が止まってしばらく動かない。下りの人々は適当に流れているので、ちょっと失礼して分離柵を超えて先に行くと、やきとり屋の伊勢屋の前に出る。店先には客が並んでいて動けなくなっている。そのまま進むと再び混んできて、歩みは牛歩となる。
この込み方は、かっての国鉄時代の駅や電車のなかの混みようにひどく似ている。人込みは井の頭通りに出るまで続いていて、丸井の前は人で一杯である。
丸井の前で信号を待って井の頭通りを渡ると、人込みはそのまま吉祥寺駅の南口まで続いていた。行き交う人々は行き帰りとも同数のようで、この先、桜が満開になったらと思いやられる。
吉祥寺駅の北口に出ると、新しくなったサンロードアーケードに入り、喫茶店エクセルシォアーに落ち着いた。今日の井の頭公園のお花見散歩は、人の波に乗り、運ばれて移動した散歩であった。

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コメント

>進藤さん
訪問とコメントありがとうございます。
当日の混みようはそれはそれは大変なものでした。
写真をたくさん撮ったんですが、花見客の顔が写ってしまっているので、アップロードしませんでした。
倉敷のサクラの咲き具合はいかがですか。

投稿: kojima | 2004.03.30 12:39

井の頭公園の花見、懐かしく拝見しました。混雑しているのですね、流石は東京です。何年か前、土曜会のメンバーで花見をしました、玉川上水沿いの店で歓談・ワイン・料理を楽しみ夜桜を見学し、茶店で2次会をしました。
 1971年、家族で花見を井の頭でしました。いずれ帰ってくると気楽に考えていましたが、「終の棲みか」を倉敷に構えてしまいました。池に沿って、黄色のレンギョウが咲きそれにサクラが咲き誇り、それは見事なものでした。
 小島さん、ありがとうございます。水とサクラそれに人出、花見の雰囲気を充分に伝えてくれます。ではまた、さようなら。

投稿: 進藤和丸 | 2004.03.30 12:01

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