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2004.04.17

「体の中の原始信号」を読む-21

04.4.15 16:41.JPG

第4章2の中の「「易経」とDNA暗号の不思議な一致」において著者は、一人の無名の易者、今泉久雄氏についてふれたのち、彼の遺稿に「八卦黙示録(生命科学と易の遭遇)」と題した興味深いノートが発見され、これに安藤明氏が筆を加えて、「易経の謎」というタイトルで出版されたことを述べている。

「易経の謎」について著者は、「いうならば生命の信号ともいえるDNAの構成様式が、あまりにも似ていて瓜二つであることを明快に指摘している。大変興味ある内容なので、ここにその骨子をごく簡単に紹介したい。」としている。
「(1)易とDNAは基本的構造が酷似している」において著者は、「易は宇宙をシンボライズする八通りの「卦」を組み合わせてできあがっている。八卦は三本の記号の組み合わせによって「乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤」となり、それぞれ表すシンボルと性質を持っているが、実はこの「三」という数字には大変重大な意味がある。遺伝子DNAの暗号システムの構造においても、この「三」という数がやはり生命を生み出すメカニズムの最初のマジックナンバーになっているのである。」としている。
続いて著者は「生物の遺伝子DNAの基礎的因子は、アデニン、チミン、グアニン、シトシンの四種類の塩基であり、」「この四つの塩基の配列は三つが一つの単位になって一種類のアミノ酸を決定している。」とし、「この基本的組み合わせは六十四通りである。」という。
ここまでで、私は私の観点から考えてみたい。八卦の卦が2分割を3回繰り返して得られていることから見てみたい。3回というのはすでに見たように宇宙の立体を表していることからすると、遺伝子DNAにおいて塩基の配列は三つが一つの単位となっていることは、つまり生物の立体構造を表しているということから、八卦に通底していると私は思う。
そして、基本的組み合わせが六十四通りというのも八卦の六十四卦と通底して、宇宙と生物が同じシンボルで結ばれていると私は思うのである。
また、四種類の塩基が生物の遺伝子DNAの基礎的因子になっているということについては、四象によって見てみたい。四象が両義の2分割からなっていることはすでに見たとおりである。遺伝子DNAの配列が、分裂・複製・転写・翻訳において相補的に維持されるためには、四種類の塩基自身が相補的でなければならない。このことから見ると、この四種類の塩基はアデニンとチミン、グアニンとシトシンという二つの組み合わせから成っていて、四象、両義に通底し大変重要なことであると私は思うのである。
今日はここまで。

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