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2004.05.09

「漢字百話」と神と祈りとクリシュナの青い身体

04.5.8 18:07.jpg

ごく最近、白川静著「漢字百話」中央公論新社を吉祥寺駅北口のブックスルーエで買った。読みはじめて、私の古代中国に関するイメージが変わった。口が口ではなく、その象徴的意味は、神に祈り霊を祭るときに用いられるのりとを納める器の形であるという。

ここに中国の神が現れ、のりとが現れて、「漢字百話」は私にとって一気に難しくなったのである。今まで易の関係の本を幾らか読んでいたのであるが、その全てに出てくる文字は天であって、神という文字を見ることはなかったように思う。
「漢字百話」をまだほんの少ししか読んでいないが、ここに出てくる神は一神教の神ではなく、日本の神道の神に似ているように私には思える。
むかし東海道線の平塚駅に降りて階段を下っていたとき、近づいてきた黄色い布をまとったお坊さんに、2冊の本を差し出されたことがあった。「バガバッド・ギーター」と「クリシュナ」で、私は千円を喜捨したことを覚えている。
この本のことを思い出して本棚から「クリシュナ」を探し出してみた。表紙にクリシュナが青い身体で描かれている。挿し絵を見ていくとクリシュナの身体は皆青い。
クリシュナの身体はなぜ青い色で描かれているのだろうか、私はとうの昔に忘れてしまったその疑問を思い出すことになった。
中国の神はもちろんクリシュナ神とは似ても似つかないが、神という文字で表すと同じ神なのである。
そしてここに、「漢字百話」読んでにわかに追加する私の疑問は、人はなぜ神に対して祈る祈りと、人に対して語る語りとを区別しているのであろうか、ということである。
それにしても「漢字百話」を読み通すことは私にとって簡単ではない。「文字は最も精神史的にかかわるものとして、文化の担当者である。」からである。時間をかけてゆっくり読み続けようと思う。

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