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2004.06.28

複式簿記の思いで-05 複式簿記をつけははじめる

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「複式簿記の黙示録」のまえがきにある「この国際会計基準が実施された場合の経済社会への影響は、はかり知れないものがある。」と岩辺晃三が述べているところの続きである。
私はその後を少し追ってみたところ、2001年2月28日、民間の会計基準設定主体設立のため10団体が出資して「財務会計基準機構」 (仮称)を7月に設立していることが分かった。
また、財団法人経済広報センター(会長 奥田 碩)の調査報告 英米主要16紙誌の論調分析('04/1/8〜'04/2/5) によれば、 「AWSJ(1/28) は、「世界が共通の会計基準へ移行しつつある中、東京では、企業にこれまで通り日本の会計基準を続ける選択も認める方向にあるようだが、これでは外国人投資家は日本から遠ざかることになるかもしれない」と警告している。そして、「日本の経済界には"日本は違う"という考え方が根強く残っている。日本は世界第2の経済大国なのだから、ほかに合わせて慣行を変える必要はないと考える企業人も多い。『わが国の会計・監査基準はすでに国際的に遜色のない水準まで整備されている』というコメントを経団連は10月に発表した。日本最大の経済団体がこのような見解を示していることからして、国際基準が実施された後も、日本政府が企業に日本の会計基準をひとつの選択肢として認めるというのもうなずける」と皮肉気味である。」という記事があった。
また別のサイトには「日本の会計が独自のルールであるということは、資金調達の面からは、日本企業が欧州市場でファイナンスする場合、2005年以降は国際会計基準での開示を要求されるか、または、国際会計基準との差異調整表の開示を求められる(ユーロネクストが2004年から求めている )ことが予想されよう。そうなると、一企業の問題ではなく日本の会計制度の問題で、日本企業は機動的な資金調達ができなくなり国際的に大きなハンデを負う事となろう。」とあり、岩辺晃三が心配している通りの、その後の進行になっていることが分かる。

「MAC会計Mark ll」操作マニュアルをみながら、当時の私の操作状態を思い出してみたい。日常業務のほとんどは伝票入力であった。新規伝票を画面上に表示させて、入力するだけのことである。
このあたりのことについて「MAC会計Mark ll」操作マニュアルでは「MAC 仕訳会計 Pro をオープンすると、必ず最初に入力伝票が表示されます。日常会計業務は、この入力をプラットフォームにして作業します。何か作業を終えると、この入力画面に戻ります。」続いて、「この伝票(入力用紙)にあなたの仕分け記事を入力すると、MAC 仕訳会計 Pro は自動的に入力ミスを点検し、伝票として確定すると同時に、内部でその月の仕訳帳に収納し、総勘定元帳に転記してくれるのです。伝票1枚ごとに仕訳帳→総勘定元帳→合計残高試算表→財務報告書を整合性を持って作成します。」と説明されている。作業の結果は透明性があり何も迷うところはなかった。
私はマニュアル通りに、新規伝票の入力画面を表示させ、金額を入力し、次に借方科目をコード番号で入力した。そのコードを知るためには、プリントした勘定科目コード表を見たり、「印箱」をクリックして画面に勘定科目コード表(印箱)を表示させ該当経費をクリクするなどして入力し、次に貸方金額は借り方金額と同じ場合にはイコールキー[=]で代用することにしていた。
これだけのことであるから、間違いなど生じることはないと思われたが、入力金額の桁間違いで間違いがよく生じることがあった。伝票記入では借方金額と貸方金額は同じなので、イコールキーを使って簡略化することができるが、これが問題なのである。
つまり、借り方金額に間違った金額を入れた場合にイコールキーを使って貸し方金額にも同じ金額を入れるので、金額的には整合しているのであるから、このミスは発見されないことになってしまうのである。それでも何とかして発見しなければならなかった。
もうひとつ間違いやすかったのは補助簿のコード間違いで、売り掛け先が A 支部なのに B 支部にしていたりするものであった。これもよくやっていて、すぐには見つからないミスであった。
ミスは入力のミスが全てであり、入力ミスが習慣病にならないように健全な生活を心がけるほかはなかった。
今日はここまで。

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