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2004.07.25

「江戸・東京ゆかりの野菜と花」を読む -01-   まえがき・加藤源蔵

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本棚の前を通りかかったので、しばらく蔵書をあれこれと手に取ってみた。先年、家を建て替えた時にほとんどの蔵書を処分したが、後で読もうと残した本がわずかばかりある。
その中の1冊「江戸・東京ゆかりの野菜と花」企画 JA 東京中央会1992年10月31日第1刷発行が面白そうなので、今日から読むことにした。

平成4年10月の時点の東京の知事は鈴木俊一であり、東京都農業協同組合中央会の会長は加藤源蔵である。会長は「まえがき」に、次のように述べる。
「江戸に幕府が開かれてから400年。この間、江戸・東京は日本の政治・経済・文化の中心地として大きな役割を果たしてきました。そして、それとともに、江戸・東京が単なる消費都市ではなく、野菜や花の産地を育て、緑と自然の豊かな都市として発展してきたことが忘れられません。」
続いて加藤源蔵は述べる。
「江戸が130万人もの人口を抱える世界最大の都市に発展しましたが、その人々を養うために、土地の農民はもちろん、関西方面からきた開拓者も精力的に野菜づくりに取り組みました。また、徳川幕府のとった参勤交代の制度により、江戸に住む大名たちは故郷を懐かしみ、国元から野菜のタネを取り寄せ江戸の屋敷で栽培させました。こうして江戸には数多くの種類の野菜が集まりました。」
続いて加藤源蔵は述べる。
「そして、これらの技術は、明治以降も引きつがれ、さらに新しい技術も開発されるなど、東京農業は野菜と花の生産において、わが国の農業技術をリードしてきました。」
続いて加藤源蔵は述べる。
「そして、このたび、東京の農業を支えてきた先人たちの足跡を、後世に伝え、改めて東京の農業が果たしてきた役割を、東京に住むすべての人に伝えたいと、本書の刊行を企画しました。
 平成4年は、都市計画法の改正により、農家が今後農業を続けるかやめるかの判断を迫られた年です。江戸から東京にいたる歴史のなかでも、東京農業がはじめて、大きな、そして厳しい転機を迎えたわけで、この年に、この本が出版できますことに大きな意義を感じているところです。」
私は、平成4年のこの時期を、神奈川県で過ごしていたので、神奈川県の横浜市をはじめ各市が、都市計画法の改正により、農家が今後農業を続けるかやめるかの判断を迫られていた姿を、目の当たりにしていたのである。
それから十年以上たって、買ったまま積んであった「江戸・東京ゆかりの野菜と花」を手に取ることになったのである。こころして読み、故郷、東京の農業を知ろうと思う。
つぎは、第1章「江戸が育てた日本の花と野菜」の中の「1.江戸は世界最大の消費都市だった」から読みたいと思う。

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コメント

>農業大好きさん
 Promenade Musasino をご覧いただいたうえ間違いをご指摘いただきありがとうございます。
 ご指摘いただいた共同と協同の件、早速修正いたしました。

投稿: kojima | 2010.02.28 23:59

東京都農業共同組合中央会ではなく、東京都農業協同組合中央会です。正しく使用してください。

投稿: 農協大好き | 2010.02.28 23:24

東京都農業共同組合中央会ではありません。東京都農業協同組合中央会です。

投稿: | 2010.02.28 23:21

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