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2004.07.16

「暦の知恵・占いの神秘」を読む-04

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第6章「暦と元号」の「今日の元号」において、著者永田久は次のように述べる。
「天皇を中心として近代国家への歩みを続けた明治・大正時代の帝国主義日本は、昭和二十年(1945)八月十五日を境として民主国家へと変わった。昭和二十二年には旧皇室典範と皇室令は廃止となったが、年号は法律的な根拠がなくとも、事実たる習慣としてすでに国民に定着しているので存続すべきだ、という見解を政府は示していた。民間の中には元号を法制化することは、主権在民の原則に反し、民主主義を破壊する一歩となるとして反対する者もあった。一方、元禄時代、明治維新などのように歴史的事項を年号で表示する言葉として定着し、日本文化の独自性が示されていると賛成する者もあった。」
続けて著者永田久は述べる。
「年号は象徴天皇にむしろふさわしいという意見のもとに、昭和五十四年(1979)六月十二日「元号法」が成立したのである。
元号法(法律第四十三号)
1 元号は、政令で定める。
2 元号は、皇位の継承があった場合に限り改める。
この「元号法」によって、過去の天皇制定による勅定元号から内閣の名において制定する政令元号へと移行したのである。日本の元号は、独立国家としての一つの象徴として、象徴天皇にふさわしく、1300年の歴史をもつ文化遺産といえよう。」

私は、中国がもう元号を使用していないのに、日本は中国生まれの元号を使いつづけているところに面白味を感じる。こしてみると元号は日本文化のなかに深く根を降ろし、文化遺産として捨てがたい愛着を感じているということになるのであろうか。

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