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2004.07.01

複式簿記の思いで-08 日常会計業務のさまざま

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7月1日は雑節の一つ「半夏生」、夏至から11日目。
写真は植物の「半夏生」、この頃に花をつけるからこの名前。
別説、花に近い葉っぱの一部が白くなり花よりも目立つので、
“半化粧”だともいわれます。

「複式簿記の黙示録」の第1章、「1・天秤を思い浮かべるとわかりやすい「複式簿記」の仕組み」は、簿記の仕組みを読み解く基本となる最低限のことを、次のように述べている。
「まず、簿記とは、帳簿記入を略した言葉である。簿記には単式簿記と複式簿記があるが、普通簿記といえば複式簿記のことである。複式簿記では、企業活動にあらわれる取引を二つの面からとらえ、ある一定の仕組みにもとづいて帳簿に記録し、計算し、整理する。このようにすると、企業の財政状態を示す「貸借対照表(バランスシート)」と経営成績を示す「損益計算書」が同時に作成されるが、その技法を複式簿記というのである。」
私はこの本を読む前までに幾つかの本を読んでいて、「複式簿記」についておおよその見当はついていたが、この段落を読んではじめて、すっかりすっきりとイメージ出来るようになったのである。著者岩辺晃三は続けていう。
「もう少しくわしくいうなら、複式簿記とは、企業が資本投下して取引を行い、取引で生じるカネ(貨幣)の流れとモノ(財・サービス)の流れを、帳簿の借方(左側)と貸方(右側)に分けて記録することによって、一定の期間に、資産、負債、資本がどのように変化し、最終的に資本がどれだけ増加(あるいは減少)したか、つまり収益と費用の差額としての利益(あるいは損失)がどれだけ生じたかを計算する技法のことである。」
さらに続けて、「複式簿記では、資産、負債、資本および収益、費用を、細かく分類された「勘定」科目ごとに、それぞれの有高を計算する。経済上、取引はギブ・アンド・テイクを基本としているから、ある取引を行えば、かならず勘定科目の借方(または貸方)が増加し、同時に別の勘定科目の貸方(または借方)が増加することになる。」と説明するのである。

私は、この文章を読んで少しでも「複式簿記」のイメージ出来たのは、「MAC会計Mark ll」を実際に操作して現実の会計をしばらくのあいだでもおこなった、その経験によってであると思った。そして「複式簿記」は技術なのであるから、経験によって裏打ちされなければ理解し上達することは出来ないと改めて思ったのである。
このことから考えると、一つの団体の会計を一人で行うという、私にとってはこの上ない実験フィールドを与えられたことは、感謝以外の何者でもなかった。こうして「複式簿記」は私の技術者思考を刺激せずにはいなかったのである。
日常会計業務になれてくるに従い、業務内容を勘定科目や帳簿類に取り込んで、団体固有の会計業務にカスタマイズしようと努力するようになっていった。
副帳簿として、ファイルメーカーで作った表や、エクセルで作った表を整備していった。ただそのころはまだ、幾つかのアプリケーションを連動させて運用することは難しく、ほとんど出来なかったので、連携操作はみな手動でおこなっていたのである。QuicKeys というソフトが当時あったので、それを使って何度かこの問題に挑戦してみたが、遂に使いこなすことは出来なかった思いでがある。
出来上がった各種ファイルをプリントアウトしてチェックしながら、紙的記録の世界を考えてみた。バーチャル世界からプリントアウトすることによって実世界に現れてくるというこの寸法は、その当時、人に説明したり、自分で納得することに非常に効果的があって、電子的記録が発達し完成しても、紙的記録の世界がなくなることはないと思ったのであった。
用紙もアスクルから買い入れることができるようになると、経費が極端に安価になり、レーザープリンターも威力を十分に発揮するようになって万事順調な日々が続いた。
Macintosh の操作も上達してきたので、新しいソフトや周辺機器の購入整備なども進めて環境を常に最新の状態に更新し、最先端の技術を読み解き理解していく余裕も生まれてきていた。
今日はここまで。

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