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2004.08.08

「江戸・東京ゆかりの野菜と花」を読む -15-  浅漬けに亀戸大根

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第1章「江戸が育てた日本の花と野菜」の「6.土地柄を見分けて特産野菜を育てた江戸農民の心意気 ー 練馬大根と亀戸大根」の中の「浅漬けに亀戸大根」は、次のように述べられている。
「一方、亀戸大根は、江戸時代には汐入(潮入)大根とも呼ばれていた。かって、満潮時には、現在の江東区亀戸辺りまで海水が入ってきていたのだろう。ここの大根は、川が肥沃な土を運んだ沖積デルタだからこそ優れたものができた。」

「沖積土といっても軽いものから重いものまでいろいろあり、江東区から葛飾区の中央部にかけては、粘土がやや重い土である。この土が、独特のくさび形で、やわらかすぎず、かたすぎず、ほどよい肉質の亀戸大根をつくったわけである。
また、練馬大根など当時の大根の多くは、秋から冬どりが中心なのに対して、亀戸大根は春に収穫されて人びとを喜ばせた浅漬用大根である。タネをまくのは真冬に向かうときだが、海や川に近いので都心に比べて2〜3度気温が高く、亀戸大根にぴったりの条件に恵まれている。
亀戸大根は、ビタミンCをたっぷり含んだ葉と根をいっしょに食べるのがよい。浅漬けの場合も葉と根を含めて漬け込んで食べた。
なお、近年、美菜といって、葉を主に食べる大根ができた。これは、亀戸大根と、みの早生大根のかけ合わせである。」
##私はここまで読んできて思う。亀戸大根のその後を知るためにウエブ検索をしてみた。すると 「かめの会」 という面白いサイトがあって、 「亀戸大根について」 紹介している。その他のサイトに 「ダイコン」 があり、「③亀戸ダイコンの起源については明かでありませんが、葛飾郡亀戸村(現在の東京都江東区亀戸地区)で古くから栽培されていたようです。明治時代には於多福蘿蔔、於多福ダイコン、阿亀ダイコンなどと呼ばれていましたが、大正になって亀戸ダイコンと言われるようになりました。
小ぶりで根が短く、太い円錐形を示します。葉の色は濃緑色で、葉身が丸みを帯び、いわゆるおかめ葉で、根は25cmぐらいで早生種の青首系と、葉の色が淡緑色で、根は30cmぐらいで早生種の白首系の二系統があります。
出荷時期は三〜四月。そして練馬ダイコンと同様に、現在、本場の亀戸ではまったく栽培されていません。主な産地は、東京都江戸川、葛飾区、埼玉、千葉県です。肉質が緻密なため、煮物に最適。また根、葉ともに良質で、葉はとても歯切れがよいので、根と葉といっしょに刻んで浅漬け、一夜漬けに用いられます。」と、亀戸ダイコンの現在の様子がよくわかる。
今日はこれまで。

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