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2004.11.18

石井米雄の「メコン」を読む - 02        「国生み」の神話の世界をほうふつさせる光景

「ベトナム戦争当時、ダナン上空を通過する航路をとるバンコク便が、戦火をさけるため一時的にインドシナ半島の南端を迂回させられたことがある。たまたまその便に乗り合わせたわたしは、はからずもメコン・デルタを空中からつぶさに観察する機会に恵まれた。眼下に展開するメコン・デルタの先端部では、打ち寄せる波に陸が見え隠れする様子が見えた。それがじょじょに堅固な大地へと変身して行くにつれ、人家が、初めはぽつりぽつりと寂しげに、やがてその数を増し、ついには村らしき家々の固まりへと成長して行く。それはまさに「国生み」の神話の世界をほうふつさせる光景であった。」

私はここまで読んで思う。「国生み」の神話のルーツの一つがここにあるのかもしれない、そう思ったのである。神代の時代には日本の川の河口や海岸や入り江などは、寂しげに海に消えていくように見えていたのだろう。
今日はここまで。

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